2012.02.10 Friday
ボビーシューと共演 〜Jazz Weekend 2012〜
恒例のジャズウィークエンドだった。関連記事 ジャズウィークエンド2011
大学でジャズを学んでいる息子にとって、いちばん楽しみにしているイベントだ。今年のゲストアーティストはトランペッターのボビーシュー(Bobby Shew)。亡き祖父のギフトとして購入した息子のトランペットは、ヤマハのカスタム・ボビーシューモデルなので、まさに今回は、本物のボビーと共演できるチャンスだ。
オリジナル曲の評判もよいコンボ。Between and Interventions
Bobbyと共演、目前でソロを演奏しサムズアップをいただく。
今回のゲスト、ボビーと大学のジャズディレクターとの間にはちょっとホットなエピソードがある。今回のイベントは39回目ということだが、実はボビー・シューをゲストに迎えるのは95年に次いで二度目だそうだ。当時学生としてバンドに在籍していたのが現在のジャズディレクター、ロビーなのだ。
当時トランペットを吹いていたロビーの才能を見たボビーは、ロビーがさらにジャズの道に進むとき、自ら推薦状を書いてくれたそうだ。そして、アメリカの大学のジャズプログラムでは最高と言われるノーステキサスに進み、ロビーはグラミー受賞のOne o'cloch band のトランペッターを務めた。全米の名のあるジャズミュージシャンとありとあらゆるところでの共演実績を持ち、今は地元に戻り大学のジャズディレクターを勤めている。
演奏が終わり抱きあうボビーとロビー
そういう意味でも、ボビーにとってロビーは、自分の目をつけた弟子でもあるわけだ。その二人が久しぶりに再会したこともあり、ボビーたっての希望で、ロビーも演奏に加わった。
途中、ボビーのすばらしいスピーチをはさみ、会場全体をジーンとさせる場面もあり、演奏するうちボビーは感極まり、感激で目頭をおさえる場面も見られ、その感激はそのまま見事に次の演奏曲に魂として吹きこまれた。
見守る観客もソウルを感じて心打たれブラボー!すばらしいコンサートだった。
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