2006.11.11 Saturday
科学産業博物館@シカゴ
ミネアポリスからの帰路、シカゴにある、■Museum of Science and Industry(科学産業博物館)を見学した。朝から閉館までかかっても時間が足りないくらいの規模である。ワシントンDCにあるスミソニアンは、全て無料な上、その規模といい内容といい、ただただ素晴らしいが、シカゴにも、たくさんの博物館がある。
この科学産業博物館には、ドイツの潜水艦U−505が展示されているのをはじめ、■コールマインと呼ばれる炭鉱ツアーでは、実際に炭坑夫になったような体験ができる。人類の産業と科学にまつわる展示物と共に、身近にある、科学の実験を見せてくれる催事も行われている。静電気によって引き起こされるエネルギーの実験とか、実際にDNAを採取する実験など、大人にも子どもにもわかりやすく係りの人が教えてくれる。 この博物館は、ホンモノの人体のスライスや胎児の標本が展示されていることでも有名である。人体スライスは、頭や腕、足に留まらず胴体の横、縦それぞれの輪切りが展示されている。胎児にいたっては、受胎して一週間、二週間、と順に大きくなり最後にはほぼ出産間近のサイズのまさに赤ちゃんまで。不幸にして生まれて来れなかった全て本物だという。倫理の問題はここでは、深く考えないとして、ホンモノというのはやはり何でもスゴイ。 特別イベントの■Hungry Planet も、興味深いものだった。 |