みしがん・でいず

「ぼへみあん・ぐらふぃてぃ」http://gogo.chips.jp/ USA編。

のんびりゆったり子育てとシンプルライフを求めて、家族で南国サモアに移住。その後さらに米国に。日本を脱出してから、かれこれ19年が経ち子どもたちは成人してしまいました。米国・ミシガン州より発信していますジャズ好き、アラフィフ。
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理解不能な英語の世界 Ninja Say What?!
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    息子たちがこのビデオを見て爆笑していた。



    あんまり笑っているので、「なになに?私にも見せて……」と便乗。

    「う〜ん。笑えない」

    日本のお笑いを見ても、説明がないとオチが理解てきない私なので、たんに“鈍”なのか?

    いやいや、もう一度見てみよう。

    なんだか理解不能!

    話している英語がわからないのではなく、この中で使われている“Ninja”の意味するところが???

    息子にどうして可笑しいのか説明してと迫ってみた。

    「だから〜、これはね、"Ninja"の部分を“nigga”に置き換えてみるとわかるんだよ」

    「あ〜なるほど!黒人さんたちの会話を真似し、“nigga”の部分をアジアンバージョンとして、"Ninja"に置き換えて、茶化しているというわけね」

    その説明を聞いてから見ると、確かにうまくできている。(すごいビューだし)

    これを見て笑うには、アメリカ社会にあるステレオタイプも理解していないと笑えない。たとえば、49秒めに出て来る、Oragne-Chikenは、アメリカのチャイニーズレストランの定番料理だけど、根源には、「黒人はフライドチキンが好き」というステレオタイプがあり、それを茶化してのことだということがわかるから笑えるわけだ。

    たんに黒人風のリアクションを模倣して笑えるコントでもあるけど、黒人に対する、差別用語とされる、niggerとniggaの違いがわかっていないと、理解不能で話にならない。簡単な説明がここにあるのでここをご覧下さい

    その背景があるから、1:20 あたりで"Ninjer"と"Ninja"のちがいを黒人に質問しているわけだ。

    黒人ではない人が黒人に向ってN-Wordを使えば、殺人事件にもなりかねない。実際、息子がハイスクールの時、白人の少年が黒人のお友達にうっかりN-Wordを使ってしまい、殴り合いのけんかに発展してしまったという話を聞いたことがある。

    黒人同士では親しみを込めて使いあっているN-Wordなのに、ひとたび人種を超えると、センシティブな単語となる。

    しかし、このビデオ、最後にインド人を登場させたときの“間”がウケる。

    インド人もカテゴリー的にはアジア人だけどちょっとちがうような………「まっいいか?!Ninjaで!」というのがオチだ。

    つまり、たんなるコントのようだけど、アメリカ社会にひそむ暗黙ながらも、常に意識していないといけないルールをわかっていないと、このビデオを理解することができないわけだ。

    そして、これで笑えるというのは、自分たちがアジア人だからであって、じゃあ、このビデオをホワイトが見て、遠慮なく大爆笑できるかというと、それはそれで問題がありそうな気もして、う〜ん、難しい問題だな。

    言葉としての英語がわかるだけでは、わからない英語の世界である。

    息子の黒人の友達が、この頃 What's up? ninja!! と言って入ってくるのも可笑しい。

    そして、これを書きながら、日本語でなら「黒人」という単語を使ってもいいかな?と悩んでしまっている自分に気づく。ふだんの会話のときには、黒人をさす言葉としては、アフリカン・アメリカンがいちばん差しさわりがないことを意識しているからだ。

    差別があるからこそ、差別用語といわれる単語がより重い。



    | yahoi | ダイバーシティを考える | 14:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -









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